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_ viernes, 11 abril 2003 Tales of Destiny 2 感想
Cuenta Larga = 12.19.10.2.18; tzolkin = 11 Etznab; haab = 6 Pop [Trackback Ping]

偽林檎 - CVS更新
■環境設定  バルーンの文字表示ウェイトの倍率を0%〜200%の範囲で設定可能に。
       この設定は¥wタグや¥_wタグにも影響を及ぼす。

_
TOD2終わり。最近では滅多にゲームをやらない中、折角久々にやったので感想でも書いておきます。ネタバレ注意。

 スクリーンチャットの量は見事。あれで声が無いならともかく、フルボイスであの量。しかもつまらないネタを引き伸ばして量を稼いでいるわけではなく、ちゃんと面白い。ネタの質が高いが故に、多少無理のある立ち絵の使い回しや、台詞と少しも同期せず一定のリズムで動く口パクが少々気になる。

 アクション性の高いテイルズ伝統の戦闘は相変らず面白い。キー入力による晶術の詠唱時間短縮も良い。しかし、三種類の通常武器攻撃を三通りで出した場合で最も命中率とSPの減少が低くなり、かつ敵との位置関係によりそれぞれの通常武器攻撃の命中し易さが変わるというシステム自体は面白いが、残念なことにその差が殆ど体感できない。

 エンチャントというシステム自体は面白い。ただエンチャントの効果がそれほど出ないのが残念。回復役のTP減少は少しでも少ない方が良いのでTP減少率低下は重要だが、攻撃役のダメージ増加も命中率増加も殆ど効果を体感できない。秘奥義だけは他のものより重要で、さすがに滅多に使えないだけの事はあるけれども、滅多に使えないので本当に使いたい時には使えない。晶術の追加晶術は敵に与えるダメージにしても敵の拘束時間の延長にしても非常に有用だが、特技(物理攻撃)の追加特技は与えるダメージが少ないくせに消費するSPが莫大であるので、殆ど使いものにならない。

 攻撃方法にしてもエンチャントにしても、もっと特殊効果の影響を強くした方が良かっただろう。有っても無くても大して変わらないというのでは折角用意したシステムが勿体無い。

 料理は相変らず面白いシステム。各料理に付けられたコメントも素晴しい。HPやTPを回復しない料理はそれほど役に立たないにしても、あれだけの種類があれば仕方無い。

 リファインの意義は良く分からなかったので割愛。

 ストーリーは単純に自分の肌には合わなかった。碌に物を考えず前だけを見て進む主人公と、特に理由も無いのに突然「私、カイルを信じる」だの「カイルは私の英雄だもの」だの言い始めるヒロイン、というものがあまり好きになれず、カイルに旅に出ると言われたルーティの謎の行動の意味が知りたくてプレイし続けたようなものだ。結局その意味が分かってしまった頃には物語も終盤で、「折角ここまでやったのだから最後までやろう」というつもりで終わらせた…
 フォルトナが消滅して事象が全て戻る、というエンディングは、そうでもしない限り改竄された歴史を元に戻す方法が無いので仕方無いといえば仕方無いが、やはり薄いという印象。どうせなら1000年前のフォルトナが歴史の改竄を始めた頃にフォルトナを殺し、それ以降の歴史改竄は無かった事にするとでもした方が自然じゃないかと思う。リアラも居ないので、1000年前の世界に取り残されて戻れなくなるのは困るかも知れないが…
 事象が戻るシーンなど特に不自然で、本来ならばフォルトナが死んだ瞬間に全てが無かった事になるはずが、左から順番に一人ずつ長々と別れの言葉を言う暇があるという良く分からない状況。かといって本当に死んだ瞬間に最初に戻ってしまえばエンディングが薄いどころではなくなるのでアレだが、そもそも「事象が戻る」なんて事をしなければ良かったのではないか…

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