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* HsHyperEstraier 0.1
HyperEstraier の Haskell 用バインディングである HsHyperEstraier を公開した。
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jueves, 8 octubre 2004
著作權とネトラン
Cuenta Larga = 12.19.11.12.4; tzolkin = 11 Kan; haab = 7 Yax
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著作權とは、「情報の流通において、權利者にとつて好ましくない流通を、權利者が妨害する事の出來る權利」と考へるのが、最も解り易いのではないだらうか。
例1:コピーという形で広まる事を、一般にコンテンツ販売者は望まない。一方、コンテンツが「賣れる」という形で広まる事は歓迎される。コピーは著作權によつて妨害され得る。
例2:普段は著作權など屁とも思つてゐない人間が、ネトランに晒されたと見るや突然熱狂的な著作權信奉者に變身してしまふ。ネトラン対策に使へる武器は著作權しか無いやうに見える爲である。本當にさうか?ここにはまだ議論の餘地がありさうだ。
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何處の馬の骨とも分からぬ雜誌一つが「盗用」でフィギュアやアニメを作つたくらゐで、本當に誰かが困るのか?困らないだらう。もし「盗用」元に何もフィードバックしないのであれば。
一般に情報は、その情報の價値が高ければ高い程、情報それ自體の動きによつて敷居を自然に高くする傾向にある。例へば、虹裏は一部の人間にとつてしか面白いものではない。偶然にも波長が合はない限り、コラ、ネタレス、その場に適した畫像の撰擇と云つた要素は樂しめるものではない筈であり、見ているのが苦痛であらう。それ以前に虹裏のサーバーは重く、混雑した時間帯ではリロードに1分以上かかる事すら日常の範囲内である。虹裏の流れは異常に速く、一旦見逃がしたスレを再び見付ける事には、しばしば大變な困難を伴ふ。虹裏にも2chと同樣に非常に多くの專門用語があり、その意味が解らなければ各スレッドの主旨すら理解出來ない場合がある。虹裏を初めて見た人間に「富山」の意味が解るだらうか。「可憐な人」に含まれる………二重の「可憐」の意味が解るだらうか。そしてOS娘は、その中に紛れてゐるのである。或いは、紛れてゐた。より極端なのはボトル……ボトルの話はしない。
このやうに情報は、數々の障壁を造る事で、書換へ許可を與へる人間を撰別する事がある。情報密度、情報價値を、その情報を書換へるに當たり適切でない人間から守る爲である。(例:プログラムを知らぬ人間がLispに關する的外れな本を書いて無駄口を叩く事は出來ない。かうしてLispは自分自身を守る。)
重要な點は、ネトラン(に限つた事ではないが)は、情報の自然な動きに逆らひ、そこへ至る過程を全て無視した上で、保護されてゐた情報それだけを拔き出してしまふと云ふ事だ。情報の核心部をその保護膜から取り出して他人に示す事、それ自體が情報にとつては破壞行爲なのであり、さうした行動の結果、元の情報に不要なノイズが入る。隠された情報に触れる爲の正しい手段は、その情報を覆ふ障壁を一つずつ突破する事であり、逆に云へば、貴重な情報であればある程、そのやうにして自身を保護しない限り、簡単に壊されてしまふまでに脆い。(例:試練に合格する事無くOS娘に触れた者は、例へばデジャヴ。彼の行動の爲に起きたFlame Warは全てノイズであり、OS娘にとつてマイナスでしか無い。しかし全ての「」は試練に合格してゐる)それに對し、保護される必要の無い情報には次の二つがある。(1)本質的に書換への出來ない情報、(例:一度書かれた小説を誰に讀ませても、その小説が書換へられる事は無い。)(2)價値の無い情報。(例:この文章を書いた筆者の今日の昼食のメニューなど誰が知りたがろう。)
ネトランの糾彈に於ける最大の問題は、糾彈それ自體がネトランから受けたものと同等な被害となつて、被害者の下へ戻つてくる點であらう。レイプ加害者を糾彈する被害者と同樣のジレンマにより、被害者には泣き寝入り以外の撰擇肢が無い。やられた時点で既に遅いのであつて、やられる前に対策を立てる必要がある。情報破壞者に對し、情報は非常に不利な立場に置かれてゐる。
尚、敷居を下げる事が常にマイナスとして働くわけではなく、ある所まではプラスに働く事は、改めて言ふまでもない。敷居を下げてはいけないと言つてゐるのではなく、結局は「物事には限度がある」と云ふ事になつてしまふ。
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