* まもなく移轉
當サイトはまもなく移轉します。
* みっくみく事件の決着
驚いた。ドワンゴが殆ど完全に折れる形で、しかもこんなに早く決着が付くとは思はなかった。こんな結末になるとは夢にも思はなかった。
* Quốc ngữ と日本語
ベトナム語は六つの聲調を持つ言語であるが、現在それを表記する爲に用ゐられてゐる Quốc ngữ ではその六声調を書き分ける事が出來るらしい。
* 自然物と信仰/生體機械としての人間/初音ミク/オープンソース戰爭
みっくみくが JASRAC された件には非常にもやもやとさせられる。だから出來るだけ消化しようと試みた。Every man thinketh his burden is the heaviest.
* HsHyperEstraier 0.1
HyperEstraier の Haskell 用バインディングである HsHyperEstraier を公開した。
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lunes, 29 agosto 2005
ゲール語――強音、弱音、複合母音
Cuenta Larga = 12.19.12.10.9; tzolkin = 11 Muluc; haab = 7 Mol
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私は現在、ゲール語を学習してゐる。
* Beginner's Guide to Irish Gaelic Pronunciation
* Irish Gaelic Lesson 1
ゲール語の發音は非常に複雜だ。例へば、ゲール語ではそれぞれの子音を強母音(a, o, u)のみ、或いは弱母音(e, i)のみで挟まなければならない(語頭と語末は除く)、と云ふルールがある爲、單語内で強母音節と弱母音節が接する所には、必ず二重母音や三重母音が出現する。
例:
Claisiceach (クラシキャハ) [形] 古典的な
Múinteoir (ムーンチョー(ジ)) [名] 教師
この例で、赤色で示した部分が強母音節、青色で示した部分が弱母音節である。子音は、それを取り圍む母音の種類によって、發音が變化する。また、多重母音は單にそれぞれの母音を續けて讀めば良いと云ふわけではなく、幾つかの例外を除いては、種類の異なる二つの母音のうち、片方のみが發音され、もう片方は弱變化もしくは強變化を起こす爲だけの符號となる。
例:
Claisiceach
このやうに ea は、通常通りに「エア」と撥音するのではなく、aだけが生き殘ってeは直前の子音を弱變化させる。故にceaは「キャ」、caは「カ」になるのだが、最初に擧げた二つのサイトでは、この事を次のやうに説明してゐる。
子音cの強形: 英語のkと同じ。弱形: 英語のkと同じ。
複合母音 ea: 英語のaとして撥音。
この説明では、ceaもcaも全く同じ撥音「カ」になる筈である。にもかかはらず、實際にはさうなってゐない。同じ事はeaに限らず、eo、ai、io等、樣々な組合せについて云へる。
* Broad and Slender Consonants in Irish
その後、このサイトを見た。言語学者の書いてゐるサイトらしいが、ここでは次のやうに説明されてゐる。
大雑把に云ふと、強子音は w 音へ滑り、弱子音は y 音へ滑る。
これだ!と思った。ceaのeは弱變化を起こして消えるけれども、弱子音となったcは k 音でなく ky 音になるのだ。だからceaは kya と撥音する事になるのだ。
つまり何が言ひたいかと云ふと、ある言語を、その言語を知らない者に教へる時、例へそれが母國語であったとしても、正確な説明が出來るとは限らない。つまり原理を理解してゐるとは限らない、と言へるのではないかと思ひます。同じ理由で「英語を習ふにはネイティブスピーカーの先生に」はいつも正しい譯ではない、とも。
(ただ、Irish and Scottish Gaelic Lessonsは撥音以外なら非常に分かり易く充實してゐます。お世話になってゐます。)
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さう云へば、FFシリーズの傳統「ケット・シー」。これはCait Sithと綴る事になってゐますが、これを現代アイルランド・ゲール語もしくはスコットランド・ゲール語で讀むと「カッチ・シー」になってしまふのですよ。しかもCaitはCat(猫)の所有格だから良いとして、妖精はSithでなくSí(發音は同じ)。Cait Sithは古いゲール語なのでせうか。
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